設計の仕事をしてみたい!仕事内容ややりがい
設計の仕事と一口に言っても、その仕事内容は多岐にわたります。大きく分けると、建築・土木・設備系と、電気・電子・機械系の2種類があります。専門的な仕事なので、時給はかなり高めに設定されており、手に職をつけることができるので将来性もあるといえます。派遣の求人なら大手企業で働ける可能性もあるでしょう。
図面を作成!設計の仕事内容とは
設計の仕事は非常に多岐にわたりますが、共通していることは、CADシステムを使って設計・製図を行うという部分でしょう。建築設計や機械設計、回路設計など、あらゆる製造業の職種で設計エンジニアは必要不可欠な存在です。CADシステムの利用技術はもちろん、品質とスピードを両立する能力、コスト削減をする能力など、求められる能力も多岐にわたります。
CADオペレーター業務も、設計の仕事の一部です。設計士やデザイナーが作成した下書きの設計図などを、CADシステムを用いて正確な図面にトレースするのがCADオペレーターの仕事ですが、設計士やデザイナーの指示通りに丁寧に図面を仕上げるので、高いコミュニケーション能力も要求されます。CADオペレーターの仕事では未経験者も積極的に募集されていることが多く、未経験から始めて将来的にはCAD技術を兼ね備えた設計士にキャリアアップすることを目指している人もいます。
職場によって求められるCADのレベル・スキルはさまざまですので、派遣でCADの仕事をする場合には、派遣先の設計者などと十分にコミュニケーションをとりながら、業務の内容を理解し、設計者の意図をくみ取って正確な図面を仕上げることが大切です。
仕事の忙しさには波がある?労働環境の実態
設計・CADオペレーターの仕事は、職種や企業によって労働環境はさまざまですが、基本的には1日中パソコンに座っているので、目、肩、腰が痛いという悩みを抱えている人もおり、健康管理は大切になるでしょう。しかし、納期さえ守れば有給なども比較的自由にとれるなど自分のペースで仕事ができるというメリットもあります。運動不足になりがちなので、休日などを利用して適度に運動をすることがおすすめです。
仕事の忙しさには波があり、月末に仕事が集中するという意見があります。繁忙期は残業が増え、体力勝負という側面もあります。エンジニアの場合、スキルを磨いていくほど仕事が早くなっていき自由度が増すという傾向がありますので、ある程度の経験を積むまでは我慢も必要になるでしょう。
どんな所にやりがいを持てる?設計の魅力
設計の仕事のやりがいとしては、次のようなものとなるでしょう。
・自分の設計したものが製品として世の中に出る
・チームで仕事をすることにやりがいを感じる
・社会の役に立っているという実感ができる
派遣という雇用形態を選ぶ人の理由としては、「大手企業で働ける」「複数の会社で技術を学べる」といった理由がよくあげられます。設計者としての仕事は、スキルを磨いていくことが重要になるので、正社員の求人で希望のものがなければ、派遣という雇用形態を選ぶことも1つの選択肢として考えることをおすすめします。
設計・CADオペレーターの仕事は、手に職が身につけられる仕事であり、今後も一定の需要が見込めるということも、やりがいを持てる理由となります。
就職するのは難しくない?求められるスキル
設計者・CADオペレーターとしての仕事内容は非常に多岐に渡ります。就職や転職の難易度も、どのような仕事がしたいのかによって変わってきます。未経験の人は、まずはCADオペレーターやアシスタントとしての仕事から始めて、専門的な知識を身につけていくのが良いでしょう。いきなり現場に放り込まれるのではなく、研修をおこなって資格を取得したり、スキルを身につけたりしてから現場に就くことができるという企業もあります。
設計の仕事は、考えることが好きな人、ひとりで黙々と仕事をしたい人には向いているでしょう。業界に興味を持っており、ものづくりの仕事が好きということも重要です。未経験からの応募の場合、面接では熱意ややる気をアピールすることは最低条件となるでしょう。
昔は設計士とCADオペレーターは仕事内容がはっきりと分かれていた傾向がありますが、現在は両方をこなせるCAD設計士が求められています。設計士の仕事をしながらCADを学んだり、CADオペレーターの仕事をしながら専門知識を身につけて設計士にキャリアアップしたりして、将来的にはCAD設計士を目指すというのがキャリアプランの1つとなります。コンサルタントや管理職にキャリアアップするという道もあります。