新しい職場での人間関係は第一印象で決まる！あなたは素敵女子？それとも残念女子？

人は相手の印象を直感で判断することで、その人との人間関係を築いていく習性があります。つまり最初の印象が良ければ、その人とはすでに良好な人間関係を築けているといえるのです。どうすれば初対面で好印象を与えることができるのでしょうか。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校心理学名誉教授のアルバート・メラビアン氏が発見した法則によると、人は何を重視して相手のメッセージを受け止めるかについて、「話の内容」が7％、「口調などの話し方」が38％、「見た目等の視覚情報」が55％だといいます。

職場で好かれる素敵女子について考えていきましょう。素敵女子には、仕事をきちんとこなすことはもちろん、ファッションや身のこなし、話し方などさまざまな特徴があります。どれも難しいことはないので、新しい環境に入る際に、取り入れてみてはいかがでしょうか。

あいさつをきちんとする
良好な人間関係の基本は、あいさつです。たとえ第一印象で失敗してしまっても、毎日きちんとあいさつをし続けることで、好印象を持つようになるといいます。これは同じ人や物に接触する回数が増えると、その対象に対して好印象を持つようになるザイオンス効果といわれる心理現象。新しい職場では「明るく・元気に・笑顔で」自分から積極的にあいさつをしてみましょう。また、先輩や上司からあいさつをされたときも、恥ずかしいからといって小さな声で返していては、残念女子と思われてしまいます。笑顔でハキハキとあいさつをしましょう。

いつでも笑顔を絶やさない
「笑う門には福来る」ということわざの通り、笑顔にはさまざまなプラスの効果があります。いつも笑顔の人の周りには人が集まり、明るい雰囲気が漂います。疲れたときやピンチのときも、笑顔の人がいれば、周囲の人も前向きで明るい気分になりますよね。

笑顔の効果はそれだけでありません。笑顔の研究者ロン・ガットマン氏によると、笑顔はチョコバーを2000個食べたのと同じエンドルフィン（幸福感をもたらす脳内ホルモン）が出た効果があるのだとか。いつも仏頂面だと、自分の人生も損をしているかも？！

身だしなみに気を配る
身だしなみは自分のためだけではなく、周囲への配慮でもあります。職場での身だしなみは、清潔感が第一。職場では爪、足元、髪の毛など、末端まで見られているものです。例えば、洋服にしっかりアイロンがかかっている、靴がきれいに磨かれている、髪の毛が清潔にまとめられているなど、当たり前のことができているだけでも、周囲に対して好印象を与えるでしょう。いくら美人でも、持ち物や衣服が汚れていたり、清潔感のない身だしなみでは残念女子の仲間入り。一度、自分の身だしなみをチェックしてみましょう。

姿勢が美しい
姿勢の美しい女性は、それだけで男女ともに好感度を持たれやすいといわれます。ところが、パソコンやスマホの普及で、猫背の女性が増えています。姿勢はその字の通り「勢いのある姿」と書き、美しい姿勢は元気と自信を生みます。なんとなく自信が持てないときや、もっと頑張りたいときは、まずは姿勢を正してみましょう。

声のトーンが落ち着いている
普段の生活でもビジネスシーンでも、「何を話すか」を考えることはあっても、話すときの表情や声のトーンは無意識に行いがちです。実はこれこそが、コミュニケーション能力を高めるために大切な要素です。落ち着いた声のトーンは聞き取りやすく、知的な印象を与え安心感があります。職場では意識して落ち着いたトーンで話してみましょう。

第一印象が良いことに越したことはありませんが、もし最初に失敗しても挽回できるので安心してください。人間は相手から好かれると「悪い気はしない」と思うもの。まずは相手の名前を呼ぶことから始めましょう。名前はその人にとって特別なもの。朝のあいさつも「〇〇さん、おはようございます」と名前を呼ぶだけで、その人に敬意を示すことができます。また、相手の目を見て話すのも効果的。相手の目を見て話すことで、聞き手の関心、気持ちを引きつけることができます。アイコンタクトで共感、信頼の気持ちを伝えてみるのもいいでしょう。

好印象を与える所作が自然にできるようになるには、日頃の心がけも大切です。誰でも初めて人と会うときは緊張するもの。思わず残念な部分を見せてしまうこともあります。もし第一印象で失敗したと感じたら、第二印象、第三印象まで挽回のチャンスがあります。そのためには失敗しても諦めない気持ちが大切といえるでしょう。あいさつや話し方、身だしなみなど、小さな習慣を見直すことで、職場の人間関係を良好にできるのです。ぜひ一度見直してみては？