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自分に合った仕事の見つけ方とは?

自分に合った仕事の見つけ方とは?

「自分に合った仕事って何だろう?」「そもそも、今やっていることは、自分に合った仕事だろうか?」といったモヤモヤした気持ちを抱えていませんか。自分に合った仕事とは、自分の特性や働く環境など、その人によって基準が異なりますが、それが見つかると、仕事だけでなくプライベートも含めて、毎日楽しく過ごせるようになります。自分に合った仕事とはどんなものなのか。それを見つけるメリット、その見つけ方などについて解説します。

自分に合った仕事ってどんなもの?

自分に合った仕事とは、どういうものでしょうか。自分の特性や仕事内容、職場環境に合うかどうかが指針になるでしょう。どんなものがあるか整理してみます。

自分の「強み」を活かす

自分の性格的な「長所」もあれば、仕事で身につけた「専門スキル」や「汎用スキル」もあります。この「強み」があれば、面接でもアピールでき、これを活かせる仕事に就けば、成果にもつながりやすいです。

得意なことを活かす

「得意なこと」を活かすと、他の人が頑張ってできることが、自分だと苦労しなくても、自然とできるようになります。それにより、常にモチベーション高く取り組めるので、成果にも結びつきやすくなるでしょう。自分の「強み」と同じく、面接などでもアピールしやすくなります。

好きなこと

「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、好きなことであれば、人に指示されなくても進んでできるので、他の人よりも成長スピードが速いです。そのため「周囲から評価される→モチベーションUP→さらにスキルアップ→また評価がアップ」と、好きなことを仕事にすれば、成長のサイクルを延々回し続けることができるでしょう。

仕事の環境(社風や人間関係)

自分に合った仕事かどうかは、職場環境も大きく影響します。仕事を辞める理由として一番多いのは「人間関係」です。さらに、チームワークがなかったり、トップダウンで意見が言えなかったりして、自分に合わない社風なども仕事が続かない理由として、上位に挙げられます。自分に合った仕事を選ぶためには、自分にとっての働きやすい環境とはどういうものかを明確にしておくことが大切です。

自分に合った仕事を見つけるメリット

自分に合った仕事の見つけ方とは?_2

自分に合った仕事を見つけられると、物理的報酬、社会的報酬、心理的報酬のいずれかが得られると言われています。具体的にどういう報酬なのか、一つずつみていきましょう。

物理的報酬

物理的報酬とは、収入(給与・賞与など)のこと。自分に合った仕事を通じて、実績を上げ、周りから評価されることで、より多くの給与や賞与を得ることが可能です。

心理的報酬

心理的報酬とは、楽しく仕事ができたり、夢中に仕事ができたりして、やりがいや充実感などが得られること。自分に合った仕事を見つけると、3つのうち、この「心理的報酬」が一番大きなメリットかもしれません。

社会的報酬

社会的報酬とは、役職や地位などのキャリアアップのこと。自分に合った仕事だと、やればやるほどモチベーションも高まり、人に言われなくても、積極的に取り組めるため、新たなことも吸収して成長もできます。そして、成果もあげやすいため、上のポジションに就きやすくなります。

自分に合わない仕事を続けるとどうなるか?

「自分に合わない仕事」とは、先に紹介した「自分に合った仕事ってどんなもの?」での内容とは正反対のことが言えるでしょう。つまり「自分の強みを発揮できない」「得意なことを活かせない」「苦手なこと」「職場環境が合わない」といったことです。それを続けていると、精神面にダメージを受け、ネガティブな症状が出てきてしまう可能性があります。

モチベーションが上がらない

自分に合わない仕事は、自分の強みが発揮できなかったり、得意なことが活かせなかったり、あるいは、苦手なことだったりします。そのため、本来の力が発揮できない状況に陥ることが考えられます。そうなると、精神的に満たされない状況が続くので、モチベーションが上がらなくなってきます。

過度なストレスを感じる

自分に合わない仕事を続けていると、仕事へのやりがいや面白味も感じなくなってきます。それによって集中できずに、ミスも出やすくなり、上司から怒られたり、周囲との関係性も悪くなったりして、これまで以上にやる気をなくしてしまうおそれがあります。このように負のスパイラルに入ってくると、自己効力感(セルフ・エフィカシー:自分ならできると思える認知状態)が下がってしまい、過度にストレスだけが溜まっていくことになるでしょう。

仕事が続かない

「モチベーションが上がらない」「過度なストレスを感じる」などの症状が出てくると、最終的には、希望して入社した会社であっても、居場所を感じられなくなり、次第に居づらくなってくるでしょう。給与などの物理的報酬は一定あるものの、満足できるような心理的報酬などが得られないため、仕事も続かなくなってしまいます。

自分に合った仕事を見つけるポイント

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では、やりがいを持って、長く働き続けていくために、いかにして自分に合った仕事を見つけていけばよいのでしょうか。大事なのは、ツールを使ったり、これまでの経験を振り返ったりして、自分を見つめ直していくことです。

自己分析する

自己分析を行える考え方やツールを活用して、自分の価値観や思考を見つめ直し、それに合った仕事を見つけていきましょう。代表的な自己分析の方法を3つ紹介します。その結果をそのまま当てはめて仕事を探すのではなく、あくまで参考にして、いくつか併用して自分に合った仕事を探すのが望ましいでしょう。

ライフチャート

過去の出来事と、その時感じたことを可視化する方法です。「成功体験と失敗体験」「転機となったできこと」「復活できたこと」に着目して、「どのように立ち直ったのか」「なぜうまくいったのか」「なぜそう感じたのか」などの疑問を分析することで、自分の強みや価値観、大切な行動原理を見出すことができます。

ストレングスファインダー

177個の質問に答えて、「社交性」「未来志向」「共感性」など、34の資質の中から自分に関連性のある資質を明らかにし、気づいていない「強み」などを明確にしていきます。

ジョハリの窓

自分自身で見た「自己」と、他者から見た「自己」の掛け合わせにより4つの窓に区分して、自己理解を深める考え方です。4つの窓とは、「開放」(自分も他者も認識している自己)、「盲点」(自分は気づいていないが、他者は知っている自己)、「秘密」(自分は知っているが、他人は気づいていない自己)、「未知」(自分も他人も知らない自己)」のことを指します。他者との関係構築にも活かせます。

希望条件などから考える

仕事を探す際には、「こんな仕事がしたい」「こんな働き方をしたい」「このくらい休みや収入がほしい」といった希望があるはずです。まずは自分の希望条件を洗い出してみましょう。それを全て叶えるのは難しいので、優先順位をつけて、優先度の高い条件で仕事を探してみるのも一つの方法です。ただし、採用ニーズと照らし合わせると、その通りに実現できない場合もありますので、比較検討する必要がでてくるでしょう。

理想像から考える

理想像(なりたいことや目標など)から、逆算して自分に合った仕事を見つけていく方法があります。最初は、「社会に貢献できる仕事がしたい」「●●万円稼ぎたい」など、具体的な仕事につながらないケースもあるでしょう。その場合は、「それを、どう実現するのか?」自問自答を繰り返していくと、自分に合った仕事(好きなことや強みなど)が明確になってきます。

やりたくない仕事を考える

やりたくないことが明確にある時は、それに該当しない仕事を選んでいくという探し方もあります。この方法は自身の理想像(なりたいことや目標)や希望する仕事の条件が思い浮かばない人にも、有効です。

まとめ

『好きだから』『得意だから』と思ってやってみた仕事が、実はあまり面白くなかったというのは、よくあることだと思います。反対に、「そんなに期待していなかったのに、やってみると『面白い』『夢中でできる』『働きやすい』という仕事に出会うこともあります。自分に合っているかどうかを見つけるのは、自己分析をしたり、理想像を考えたりするだけでなく、さまざまな仕事や職場などを体験してみるのが一番です。

派遣社員なら、契約ごとに働く場所が変わるため、メーカーや官公庁などの色々な業種はもちろん、ベンチャー企業から大手企業まで、さまざま事業規模の職場を経験できます。また未経験からチャレンジできる仕事も多いので、色々な職種に関われます。派遣は自分に合った仕事を探すのは、非常に適した働き方ではないでしょうか。
 



<ライタープロフィール>
西谷 忠和/ライター

新卒・中途採用、進学などのメディアにて広告制作ディレクターを経験後、2007年に独立。現在は、フリーのライターとして採用サイト、求人メディアの広告、採用のオウンドメディア、人材サービス企業のインナーコミュニケーションなどのコンテンツ制作に携わっています。またライフワークとして、20~50代のビジネスパーソンやフリーランスのキャリア支援を行うキャリアコンサルタントとしても活動中。