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20代、30代の「事務職」のみなさん、100人に聞きました!「社内恋愛事情」「ストレスを感じる人間関係の相手」「勤める前後のイメージ変化」リアル調査

20代、30代の「事務職」のみなさん、100人に聞きました!「社内恋愛事情」「ストレスを感じる人間関係の相手」「勤める前後のイメージ変化」リアル調査

デスクワークをメインの業務とする"事務職"ですが、みなさんはどのようなイメージを抱いているでしょうか?

例えば営業課の社員のサポート役を担っている人もいれば、会社のお金まわりの計算や管理をする経理を担当している人もいるでしょうし、総務部でその会社組織全体に関わる事務を任されている人もいるでしょう。

事務職の業務内容はとても多岐に渡るんですよね。

そこで、実際に事務職として働いている20代、30代の男女100人を対象にアンケート調査(調査期間:2017年3月14日~17日)を実施しました。

事務職のみなさんの社内恋愛事情調査

20代、30代の「事務職」のみなさん、100人に聞きました!「社内恋愛事情」「ストレスを感じる人間関係の相手」「勤める前後のイメージ変化」リアル調査_1

「社内恋愛」の経験はある?

社内恋愛の経験が「ある」という人は15人、「ない」という人が85人
半数ぐらいの人が「ある」のかと予想していたのですが、かなり意外な結果!

そもそも同性ばかりの職場というケースもあるのかもしれませんが、「会社は仕事をする場所!」と割り切っている方が多いのでしょうか。

では、お相手とはいったいどのような関係なのか…?

「ある」と答えた15人に複数回答OKで調査したところ、次のような結果となりました。

「上司」2人
「先輩」9人
「同期」3人
「後輩」6人

トップとなったのは「先輩」、そして「後輩」が続きました。

回答者が15人と少ないながらも、社内恋愛経験者の実に6割は「先輩」と恋に落ちているということですね!

やはり「先輩」「後輩」という関係性は相談をしたり・されたりしやすい身近な存在のため、恋心も芽生えやすいのかもしれません。

ストレスの原因となっている相手に関する調査

20代、30代の「事務職」のみなさん、100人に聞きました!「社内恋愛事情」「ストレスを感じる人間関係の相手」「勤める前後のイメージ変化」リアル調査_2

事務職のみなさんが人間関係でストレスの原因となっている相手

次は、事務職のみなさんの人間関係について調査。社内でストレスの原因となる相手について伺いました。仕事のパフォーマンスを下げてしまう可能性もある相手は、どういった関係性の方が多いのでしょう?

複数回答OKという形式で調査したところ、このようになりました。

「悩んでいない」47人
「異性上司」24人
「同性先輩」18人
「同性上司」14人
「異性先輩」12人
「同性後輩」7人
「異性後輩」6人
「同性同期」5人
「異性同期」1人

まず注目したいのは、「悩んでいない」が47人と約半数を占める結果になった点!

事務職で働く半分ぐらいの人が、職場の人間関係は良好ということでしょう。

悩んでいる相手として1位となってしまったのは24人で「異性上司」、2位が18人で「同性先輩」、3位が14人で「同性上司」、4位が12人で「異性先輩」という順番でした。

やはり目上の立場の方に対して、ストレスを感じてしまう人が多いということでしょう。

もちろん上司や先輩からすれば、「早く一人前になってほしい」と願い、心を鬼にして叱ることもあるのでしょうが、それでも叱咤された側は傷ついてしまうこともありそうです。

同期や後輩は上位に入ってこなかったものの、同期は「不必要にライバル視されてイヤな気持ちになる」といったケースが考えられそうですし、「後輩」は「一生懸命指導してもなかなか成長してくれない」といったケースが考えられそうですよね。

ただ、約半数の事務職のみなさんが、職場の人間関係でストレスを抱えていないという結果は、素晴らしいことです。

勤め始める「前」と「後」の「事務職」のイメージ変化調査

20代、30代の「事務職」のみなさん、100人に聞きました!「社内恋愛事情」「ストレスを感じる人間関係の相手」「勤める前後のイメージ変化」リアル調査_3

務め始める「前」と「後」で「事務職」のイメージは変わった?

最後は、みなさんが「事務職」で仕事を始める「前」と「後」で、働き方のイメージが変わったかどうかを調査しました。

事務職に憧れがあり、どんな働き方になるのかというイメージを持っている方もいるでしょうが、もしかしたらそのイメージと違うこともあるかも…。

さて、事務職のみなさん100人に聞いた結果は次の通り。

「変わった」39人
「変わらない」61人

約6割の方が、事務職に就く前のイメージと変わらなかったという結果です!

では「変わった」と回答された方は、どのようなイメージの変化があったのでしょうか。

みなさんの意見を見ていきましょう。

【ネガティブ寄りの意見】

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「働く前はラクだと思っていたが、一日中席に座っているためなかなか気分転換できない」(36歳/男性)

「イメージは変わった。ずっと事務所の中にいなければいけないのもけっこうキツい。嫌いな人がいても逃げ場がない」(34歳/女性)

残業はないが目標もない。給与が上がる見込みもない。営業のほうがよかった」(34歳/男性)

「マイペースに仕事ができ、ルーティンワークにしてしまえば、どんな作業もラク。ただ、お客様からの電話応対やクレーム対応など、意外とストレスも多い」(33歳/女性)

「(職場の同僚たちが)あまりにも手を抜きすぎてびっくりした」(35歳/女性)

「他の社員の仕事が終わらないと手伝う必要があるが、手伝って残業になっても評価されない」(31歳/女性)

「今の職場は自分の仕事よりも他人の仕事を優先しなくてはならないので、なかなか予定通り仕事が進まない」(38歳/女性)

「おやつを食べる時間ぐらいは余裕があると思っていた。実際は全くなく、自由時間も一切なかった」(30歳/女性)

「上司の判断や指示が的確でないと、仕事が能率よく運ばないことがわかった」(36歳/女性)

【ポジティブ寄りの意見】

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「個人プレーの仕事が多いかと思っていたが、課内のみんなで協力してこなしていく仕事がけっこう多い」(21歳/女性)

「以前は他の職種(診療助手)でしたが、パソコンに向かい合って仕事をする事務職のほうが自分に合っていると実感。」(32歳/女性)

「地味な仕事で単調作業かと思っていたが、意外に業務の中に面白さを発見できる」(30歳/男性)

「もっと単純作業かと思っていたが、いい意味でいろいろな知識を必要とすることが多かった」(33歳/女性)

「今の会社では、同じチームでも各人の仕事内容が異なるため、ほとんど一人で仕事をしているような雰囲気。必要な時以外は会話をしないので気楽」(39歳/女性)

「経理事務で、責任が重い仕事は上司がしてくれている。自分は細々した部分の入力や計算をしたり、現場に出ている作業員のための書類を作成したりするぐらい。マイペースに仕事ができるので大変快適

「周囲の人間次第だということがわかった。同僚に恵まれた職場は最高」(25歳/男性)

「静かにせっせと各自の業務に徹するイメージをしていたが、お互いの仕事を協力してこなしていく雰囲気の職場だった。個人ノルマがないとみんな協力的なんだなと思った」(30歳/女性)

「事務職はラクそうだと思ったが大変なこともあるとわかった。忙しい時期もあるから。自分的にはメリハリがあっていい」(39歳/女性)

ネガティブ寄りの意見もポジティブ寄りの意見も、表裏一体の意見があることがおわかりになったのではないでしょうか?

例えば、一人で黙々と業務を進めていける雰囲気の職場もあれば、同僚と協力して業務を進めていく雰囲気の職場もあるようですが、どちらの雰囲気を自分が居心地がよいと感じるかは人それぞれですよね。

また、ずっと自分のデスクに座りっぱなしでパソコンに向かい続ける職場もあれば、デスクワーク以外の業務も多いという職場もあるようですが、こちらもどちらが自分に合っているかは人それぞれ。

ですから、勤め始める前に「事務職だからきっとこういう働き方だ!」と想像で決めつけずに、例えば就職活動中の面接時に社内の雰囲気や先輩たちに働き方のスタイルを尋ねておけば、ネガティブなイメージとのギャップは低減できるかもしれませんね。

──さて、「20代、30代の『事務職』のみなさん、100人に聞きました!」シリーズは、本記事以外にももう1本、公開しています。

そちらも「事務職のみなさんの仕事の満足/不満足調査」、「事務職で『覚えておいてよかった』パソコンスキル調査」、「事務職のみなさんの貯金額調査」と盛りだくさんの内容となっていますので、ぜひご覧ください。

20代、30代の「事務職」のみなさん、100人に聞きました!「仕事の満足/不満足」「覚えておいてよかったPCスキル」「貯金額」リアル調査