オフィスカジュアルOKってどんな服装?基本のコーディネートと注意点
最近は、「オフィスカジュアル可」とする企業が増えていますが、そもそも「オフィスカジュアル」とはどんな服装なのでしょうか。オフィスカジュアルの場合は、ジャケットも必要なのか、ビジネスカジュアルとどう違うのか、コーディネートや髪型、アクセサリー、靴など、どこまで自由にしてよいのか、迷ってしまう人も多いかもしれません。
例えば、「スニーカーやブーツなどNGアイテムはあるのか」「プライベートで着ている服はオフィスでも通用するのか」「1週間着まわすにはどのアイテムがいくつあれば足りるのか」も気になるところです。
ここでは、オフィスカジュアルの職場にふさわしい季節のコーディネートや、オフィスカジュアルに適したブランド、参考にできる雑誌などを紹介します。また、オフィスで浮かない服装選びについても解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
そもそも「オフィスカジュアル」とはどんな服装なの?
よく耳にするオフィスカジュアルとは、具体的にはどのような服装なのでしょうか。
ジャケットは着るべき?ビジネスの場にふさわしいカジュアルファッションとは
当たり前のことですが、オフィスは仕事をする場です。日常の遊び着と同じではいけないことはわかりますが、「ビジネスの場にふさわしい服装でカジュアル」というのはどういうことなのでしょうか。ジャケットの要・不要も含め、オフィスカジュアルの基本的な考え方を見ていきましょう。
1.オフィスカジュアルのポイントとは
オフィスカジュアルについての明確な定義はありませんが、「スーツほどフォーマルではないけれど、ビジネスの場でも通用する服装」ととらえられています。「フォーマル過ぎず、ビジネスパーソンとして周囲に不快感を与えないファッション」と考えればよいでしょう。ポイントとなるのは次の3つです。
<身だしなみ>
社会人として、きちんと感を与える服装を心掛けましょう。スーツでは固過ぎるイメージなので、基本のシャツ・ブラウス+スカート・パンツに、ジャケットかカーディガンを合わせるのが基本です。注意したいのが、肌の露出や体のラインが強調された服装です。ビジネスの場では好まれないため、胸元の大きく開いた服装や丈の短いスカートなど、過度な肌の露出やボディーラインが出る服装は避けるようにしましょう。
<清潔感>
どのような場合でも必要なのが、清潔感です。シワの目立つ服はだらしない印象を与えます。洗濯やクリーニングをこまめにして、きちんと感を保ちましょう。また、黒っぽい服はホコリやゴミが目立つため、こまめにブラシをかけるなどの手入れも必要です。
<職種、企業カルチャー>
企業風土という言葉がありますが、オフィスはその業種や会社の考え方で雰囲気もかなり違ってきます。同じオフィスカジュアルでも、どの程度までカジュアルダウンが許されるのかは、業種・業界や職種、勤務先企業の文化によっても異なります。きちんと感と清潔感を保つことを基本として押さえながら、どこまでカジュアルにするかは、周囲にいる先輩社員を参考にすると一番わかりやすいでしょう。
2.オフィスカジュアルとビジネスカジュアルの違いとは
オフィスカジュアルとよく似た言葉に、「ビジネスカジュアル」があります。簡単にいうと、ビジネスカジュアルのほうがややフォーマルな服装です。ビジネスカジュアルは、他の企業に訪問する際、相手に失礼のない程度のカジュアルさということなので、やはりジャケットは必要になります。一方、オフィスカジュアルでは来客があっても失礼がない程度の服装なので、カーディガンや柔らかいニットジャケットなどでも構わないでしょう。
オフィスカジュアルは、ビジネスカジュアルよりも仕事のしやすい、少しリラックス感がある服装で大丈夫です。オフィスカジュアルとしてジャケットが必須ではないオフィスも多く見られますが、外部の人との接触がある部署などでは、ジャケットを着用するのがよいでしょう。また、就業規則の中に服務規律が定められているときには、そこに記載されているルールに従わなければなりません。
オフィスカジュアルの「NGライン」になる服装とは
オフィスカジュアルで許される範囲から外れないようにするには、「NGライン」を知っておくことが大切です。「何が良いか」を考えるよりも、「これをしてはいけない」を押さえるほうが、服装選びはずっと簡単になります。
1.オフィスカジュアルのNGラインになる服装とは
オフィスカジュアルでは強い色合いや、派手な柄のファッションは避けなければなりません。社員が仕事をしている中、目が奪われるような強烈さは職場の風景の調和を乱し、視線を邪魔します。パステル系や白、ベージュなどの柔らかみのある色彩や、視覚的に主張し過ぎない程度の細かな柄を選びましょう。
また、アニマル柄やキャラクター柄は、カジュアルな印象となるためオフィスには不向きです。オフショルダー、ミニスカートなど露出が多いものや、体のラインを強調した服装もオフィスにふさわしいきちんと感が出ないため避けてください。
デニムやデニム素材も、デザインに関わらずカジュアルに見られがちなので、特に禁止されていなくても避けたほうが無難でしょう。高過ぎるヒールも職場では不釣り合いです。3~7cm程度にとどめ、急ぐときでも危険のない靴を選びましょう。
バックストラップのないミュールや、つま先の空いたサンダルも足元が不安定になる上、靴音が高くカジュアルな印象が強いので避けてください。ダメージ素材は、おしゃれ感はありますが、職場では失礼な印象を与えかねないため、私服で楽しみましょう。オフィスは、働く人が集まる場所です。派手なものや奇抜なもの、インパクトの強い服装は避けて、シンプルな装いを心掛けましょう。
2.NGコーデ回避術とは
基本的には、先ほど紹介したNGポイントを避けたほうがよいのですが、終業後に予定があるなどして、おしゃれ感を高めたい日もあるかもしれません。その場合、明るい色を着たいときには、パステルカラーやペールトーンといった柔らかな明るさを感じさせる色を取り入れるとよいでしょう。アニマル柄は、色が渋めのものを選び、取り入れるならアクセサリーやストール、靴など面積の小さなアイテムにすることで派手さを抑えられます。
強い色や目立つ柄は極力面積を少なくし、紺・黒・白・ベージュと合わせると指し色として使えます。ノースリーブや襟元の開きが大きい服、体のラインが出やすい素材の場合、オフィス内ではストールやカーディガンなど、必ず羽織るものと組み合わせましょう。デニムがNGの企業では、もちろんデニムを使ったコーデは不可です。しかし、特に決まりがない場合でデニムやデニム素材のボトムを着用するときには、足元をきちんとしたパンプスにするとバランスよく着こなせます。
ただし、上記の回避術は、あくまでも小技の一つに過ぎません。社内のルールを守り、周囲と調和が取れるように先輩社員や同僚をよく観察することが重要です。
これで決まり!オフィスカジュアルの基本コーディネート
オフィスカジュアルのNGラインが、何となくつかめてきたのではないでしょうか。次に職場にふさわしい装いについて、具体的に見ていきましょう。
シャツ・ブラウスの定番コーデ
最初に、シャツやブラウスを使用したオフィスカジュアルコーデのコツを紹介します。シャツやブラウスは、オフィスカジュアルのコーデには外すことのできないアイテムです。
どんなボトムスに合わせてもきれいめコーデを作りやすく、きちんと感を演出しやすくなります。ブラウスでも襟なしのブラウスは、きちんとしつつも親しみやすく女性らしい印象を与えてくれるでしょう。襟開きが「丸か」「スクエアか」によっても印象が変わるので、自分の顔の輪郭に合ったものを探してみてください。
襟ありシャツは、ジャケットのようなきちんとした印象を与え、襟の形や幅によって柔らかさをもたらしたり、シャープになったりします。ロングシャツは、ウエストマークをしてワンピースのように着こなすこともできるため便利です。細身のタイプを選ぶと、スッキリとしたラインに見せられます。襟付きでしっかりとした素材のシャツの場合、ジャケットやタイトスカートと合わせると硬いイメージになる可能性があるため注意が必要です。
襟の形や素材を工夫して、適度な柔らかさを意識してみましょう。シャープなシャツは、セミワイドパンツなどゆるみのあるボトムスと合わせると硬くなり過ぎません。とろみのあるソフトな素材のシャツやブラウスならば、きちんとしながら女性らしいシルエットを出すことができます。流行の抜き襟スタイルは、「抜け感」があるため、リラックスした雰囲気をもたらしますが、だらしなく見えないように注意が必要です。
オフィスカジュアルは仕事着なので、あまり手間のかかる素材はおすすめできません。いくら高級品でもシワだらけでは、品よく見えません。そのため、ノーアイロンで着られる素材やシワになりにくい素材が便利です。シャツやブラウスのコーデを考えるときには、全体のバランスで組み合わせを選びましょう。ビッグシルエットの白シャツであれば、細身のパンツと合わせるとスッキリと見せることができます。
足元はシンプルなパンプスでもいいですが、フラットシューズならば動きやすく、よりアクティブな印象になるでしょう。ソフトなシフォン生地のブラウスは、ハイウエストボトムと相性がよく、上半身のボリュームが絞られることで華奢に見せてくれます。胸元がV字型のスキッパーは、楽に着られるわりにジャケットやカーディガンとも合わせやすい優秀アイテムです。
ベーシックなパンツスタイル
足さばきを気にすることがなく動きやすいパンツスタイルは、オフィスカジュアルにぜひ取り入れたいコーデです。ただし、カジュアルになりがちというデメリットもあります。カジュアル過ぎないパンツスタイルのために、注意すべき点について見ていきましょう。まず、大切なのはサイズ感です。腰回りやレングス、幅などが体に合ったものだときちんと感を出すことができます。
ドレッシーなワイドタイプは、華やかさがありますが、オフィスの着こなしとしては難易度が高くなります。ストレートもしくは、裾に向かって細くなるシルエットのタイプは、トップスとも合わせやすくビジネスシーンに向いているのでおすすめ。センタープレスは、きちんと見える上、へビロテしてもひざが出にくいのでスッキリと見えます。
流行のルーズフィットや太めのストレートパンツは、タイトなラインのジャケット、コンパクトなカーディガンなどのトップスと合わせるとバランスのよい着こなしができるでしょう。腰回りに余裕があり、裾に向かって細くなるテーパードタイプは、動きが楽なのにきちんとした印象を与えます。前にボタンの並んだトップスだとやぼったくなるので、合わせるブラウスを工夫してみましょう。後ろ開きであったり、かぶるタイプで袖などにアクセントがあるブラウスであったりする場合は洗練されたコーデが作りやすくなります。
セミワイドパンツの場合、ウエストマークをするなどしてポイントを作るとやや太めのラインでもスッキリと見せられ、少し長めのカーディガンと合わせると、大人感の漂うオフィスカジュアルが出来上がります。
ワンピースでおしゃれに
トップスとボトムスの組み合わせは、なかなか難しいものがあります。頭で考えて、いざ着てみたら「何か違う!」ということも少なくありません。特に、忙しい朝にコーデが決まらないと、焦ってしまいますよね。
そんなときに1枚でコーデが決まるワンピースは、働く女性の強い味方です。しかし、選び方を間違えると、デートファッションのようにフェミニンになり過ぎてしまうこともあります。オフィスカジュアルに向く、ワンピースコーデについて解説していきましょう。
「ワンピースは着こなしがワンパターンで効率が悪い」と考える人がいるかもしれませんが、ブラウジングさせたりボトムスと合わせてトップスのように着こなしたりと、見せ方を変えることができるので便利なアイテムです。
体のラインが気になり始める30代、40代でも、体型を程よくカバーできるワンピースならば理想的なラインに近づけられるでしょう。オフィスカジュアルを選ぶポイントとしては、無地や小さい柄を選ぶのがベターです。布地の面積が広いため、色柄によってはインパクトが強くなり過ぎてしまいます。そのため、ベージュやグレー、パステル系を基本に選べば、失敗がありません。
同じ型のワンピースでも素材によってイメージが異なります。毛織のワンピースは、しっかりと形が決まるので、きちんと見せたいときにおすすめです。シフォンなどの柔らかい素材は女性らしくて素敵ですが、ウエストマークされているなどポイントを押さえると、だらしなくなりません。形は、オフィス向きであっても、インド綿やデニム素材は遊び着の印象が強いので、避けるようにしてください。柄物でも細いストライプや、グレンチェックなどであれば、オフィスカジュアルに使えます。
薄いブルーのストライプのワンピースは、爽やかさを感じさせ夏の出勤着にぴったりです。グレンチェックは、秋冬コーデに取り入れると、シックな装いに仕上げることができます。ただ、チェック柄でも大きくなるとカジュアル感が増すので、気を付けてください。ワンピースではありませんが、最近よく耳にするワントーンコーデもオフィスカジュアルに取り入れやすい方法です。
トップスとボトムスの色をそろえたり、セットアップでそろえたりすると、ワンピース風の着こなしができます。ワンピースと違って、トップスとボトムスを別々に使えるので、アレンジが利きやすく、コーデに広がりが出ますよ。
オフィスカジュアルにおすすめの小物
せっかくオフィスカジュアルに適した洋服を選んでも、手回り品がそれにふさわしくないと台なしです。オフィスカジュアルの装いにマッチした便利な小物や、靴やかばんなども含めた小物の選び方を説明していきましょう。
オフィスにふさわしい基本的な靴の選び方は、黒やベージュ、グレーなどのベーシックカラーのパンプスを王道として考えれば失敗がありません。ヒールの高さは3~8cm程度に抑え、歩いたときにあまり音がしないものがベストです。
皮革や合成皮革素材のものが一般的ですが、光沢の強いエナメル系はオフィスには向きません。また、華美な飾りの付いたタイプや、つま先が見えるサンダルやオープントゥのパンプスも、職場では避けましょう。職場によっては「ブーツOK」というところもありますが、エンジニア系のハードなブーツや遊びの多いデザインのカジュアルなものは避けるのがマナーです。
あまり来客がない職場では、「スニーカーOK」というオフィスもありますが、オフィスカジュアルに合わせるのであれば、レザーやベロア素材など高級感のある素材が適しているでしょう。
また、オフィスカジュアルに対応する通勤バッグには、幅広い種類があります。職種やオフィスの業務内容によって合わせた選び方をすることが大切です。基本的にはA4ファイルが入るサイズで落ち着いたデザインを選ぶと間違いありません。
定番のトートバッグを選ぶ際には、通勤スタイルや持ち運ぶ状況によってショルダーベルトの有無もポイントになります。女性は、何かと小物が多くなりがちなのでポケットの数や位置も大切です。外側にポケットがないと、パスケースがすぐに出せずに不便なこともあります。内側に仕切りがあるものや、インナーバッグ付きのものなど、自分の使う状態に合わせて選びましょう。
最近では、女性の通勤スタイルでもリュックを見かけます。ショルダーやトートに変身する2wayタイプなどは、状況に合わせて使い分けられるので便利です。アウトドアのリュックは、軽量なのが魅力ですが、電車に乗ったときに厚みがあり過ぎると邪魔になります。リュックでも皮革素材など高級感のあるものを選べば、オフィスカジュアルのコーデに違和感なく溶け込みます。
オフィスにあると便利な手回り品としては、「置きカーデ」がおすすめです。ベージュやグレーなど何でも合うシンプルなカーディガンをロッカーに1枚置いておくと、羽織るだけできちんと感が出せて便利ですよ。夏の冷房よけにしたり、ジャケット通勤の日には業務中に羽織ったりとマルチに活躍してくれるでしょう。
ヘアスタイルやメイク、ネイルはどうする?
ここまでオフィスカジュアルに適した洋服や小物選びについて見てきましたが、ヘアスタイルやメイクも第一印象に大きな影響を与えます。周囲からひんしゅくを買わないためにも、オフィスにふさわしいヘアスタイルやメイク、ネイルについてチェックしましょう。
ロングヘアの場合、勤務中はまとめたり結んだりするのが基本です。業務の邪魔にならないよう目元や口元にかからない髪型にしておきましょう。
キュッと一つにまとめて上品なヘアゴムでまとめるだけでも素敵ですが、ときヘアアレンジも楽しみたいものです。一度ハーフアップにしてから、外側の髪を内側に入れ込んで束ねると適度なボリューム感が出ます。一つ結びにして結び目の間を通す「くるりんぱ」は、簡単なのに凝った印象になりますよ。いくつかのパートに分けてくり返せば華やかな印象も出せるでしょう。
編み込みは固めではなく、やや柔らかさを意識して作ると、学生っぽくならず大人の女性を感じさせます。シニヨンでまとめるときには、高くするとカジュアル感が出てしまうので低めの位置に作るようにしましょう。全体を2つに分けて、固くねじってゆき、首すじで折りたたんで留めると程よいソフト感のあるお団子になります。ヘアアクセサリーは、茶系、黒、ベージュなどのカラーで小ぶりなものを選ぶようにしてください。
朝鏡に向かうと、ついメイクを頑張ってしまいますが、オフィスカジュアルでは「控え目」を心掛けるようにしましょう。アイメイクは、ブラウンを基調にするのがベターです。アイラインも細めに引き、マスカラも軽めに入れます。「目元は盛り過ぎないように」意識していきましょう。職場によっては、ネイルが全面禁止となっている場合もあります。特に、制限がない場合でも場所柄をわきまえてあまり目立たないカラーを選んでください。
色は、ワンカラーでベージュやサーモンピンク、グレージュが基本です。チャームなどの飾りは付けないようにします。形は、ラウンドやオーバルといった柔らかさのあるタイプが自然に見えますよ。オフィスカジュアルでは、ジャケット着用の機会も多いと考えられるので、服装とのバランスを考えて指先だけが悪目立ちしないようにしてください。
おすすめのブランドや参考にしたい雑誌は?
オフィスカジュアルについて、だいぶご理解いただけたのではないでしょうか。では、次にオフィスカジュアルに使えるブランドや参考にしたい雑誌について具体的にご紹介していきましょう。
<UNIQLO(ユニクロ)>
今や世界をマーケットとする日本発の代表ブランドとなったユニクロは、20~60代まで幅広い年代・体型にフィットする豊富なバリエーションとサイズ展開が魅力です。プチプラでデイリー使いしやすいわりに、素材に高級感があるのでオフィス対応ができます。特徴的な柄物を避けて、シンプルなニットなどコーディネートしやすいものを選ぶのがコツです。
<PLST(プラステ)>
30~40代向けに展開する、リンク・セオリー・ジャパンのブランドです。シンプルで使いやすいアイテムがそろっており、ファーストリテイリング傘下ということもあって金額的にもリーズナブルです。落ち着いたデザインが多いので、働く大人女子コーデを演出できます。
<UNTITLED(アンタイトル)>
20~40代まで幅広い層から人気があります。デイリーユースしやすい色や形がそろうブランドとして知られ、ホームクリーニング対応素材も多いのでお手入れも簡単です。働く女性を意識した商品が多く、コーデの幅が広げられます。
<ROPE' PICNIC(ロペピクニック)>
「ピクニックのようにワクワクする、かわいい人生」をコンセプトに、フレンチガーリーのテイストとトレンド感をミックスした商品を展開。派手過ぎないデザインでありながら、細部に「かわいい」が散りばめられており、さりげない女性らしさをアピールできます。ジャケット・コートでも4,000円台からと、お手ごろ価格なのもうれしいポイントです。
<NATURAL BEAUTY BASIC(ナチュラルビューティーベーシック)>
20代前半~30代の若い女性からの支持が高く、着心地のよさに定評があります。ベーシックなデザインでありながらもトレンドを取り入れたトップス、機能性に優れたボトムスと、オフィスカジュアルコーデに最適なアイテムがそろっています。
<INDIVI(インディヴィ)>
お姉さん系OLコーデにぴったりのアイテムを提供している、日本の大手アパレルメーカー「ワールド」が展開するレディースブランドです。洗練されたデザインなのに、リラックスした着心地で、長時間オフィスで着用しても疲れを感じにくいのが特徴です。コンサバスタイルが好きな20~50代までの女性の、幅広い支持を集めています。
<earth music&ecology(アースミュージックアンドエコロジー)>
大人ガーリーなテイストを好む、20~40代の女性に愛されるブランドです。デイリーユースができるアイテムがそろい、ベーシックからトレンドまで押さえられます。ナチュラルで上品なコーデに仕上げたい人に、おすすめです。
<ZARA(ザラ)>
ファストファッションの代表ブランドとして知られていますが、価格帯は他社よりもやや高めに設定されています。クールで洗練された、デザイン性の高いアイテムが特徴です。デザインもさることながら、生地や縫製もよく、そういう意味ではコスパがよいといえるでしょう。個性的なおしゃれを楽しみたい人も、満足できるブランドです。
<ViS(ビス)>
20代半ば~30代の大人ガーリー派の女性から高い人気があります。プチプラでトレンド感のあるコーデがそろえられるので、デイリーづかいにはぴったりです。ふんわりとゆれる素材型が多用されており、リラックス感のあるオフィスカジュアルを好む人にもおすすめ。ブランド名は、フランス語でモノをつなぐ「ネジ」を意味しており、その由来の通り大人感とトレンドに敏感な少女の感性といった、さまざまなテイストを楽しむことができます。
<しまむら>
「しまパト」という言葉が生まれるほど、トレンド感のあふれるさまざまな商品を安いお値段で提供するブランドです。多様な場所に店舗展開しているので、ふらりと立ち寄ったついでにプチプラでオフィス対応できるアイテムをゲットできます。意外とベーシックな定番商品も多く、通勤コーデに長く使えるお気に入りが見つかるかもしれません。
<GU(ジーユー)>
10~30代のティーンから若いOLまで、絶大な人気があるブランドです。特徴的なのは、そのサイズ展開の豊富さ。ほっそりさんからぽっちゃりさんまで、体型に合わせてトレンド感あふれるアイテムを購入できます。UNIQLO、PLSTと同じくファーストリテイリングの傘下にありますが、トレンド性が高く、価格帯が安く抑えられているので誰でも気軽に最新ファッションを楽しめるのが特徴です。
時間がなかったり近くにお気に入りのブランド店舗がなかったりするとき便利なのが、通販ですよね。今や実店舗を超える勢いで、いろいろなブランドの商品を見比べられるのもメリットです。さまざまなブランドが入っているZOZOTOWNは、会員登録している人も多いのではないでしょうか?着用したときのサイズ感が少し心配ですが、定番商品の購入など、実店舗と上手に使い分けることでオフィスコーデづくりにも役立てられます。
ここからは、オフィスカジュアルコーデの参考になる記事が多数掲載されている雑誌をご紹介します。
<VERY(ヴェリイ)>
読者の主流は、30代後半~40歳で既婚女性向けの内容となっています。きれいめな大人カジュアルスタイルを中心に、温かくてもかさばらない着こなしなど、機能的で役立つヒントが盛りだくさんです。ベーシックで動きやすく、きちんと見えるファッションコーデの参考になる記事が掲載されています。
<STORY(ストーリィ)>
30代後半~40歳の仕事も生活も柔軟にこなしていく、新たな女性像をターゲットにした雑誌です。カジュアルさと上品さを両立させた着こなしなど、お手本になるコーデが紹介されています。ニットを取り入れたきれいめコーデや小物づかいなど、デイリーに使える技が目を引きます。
<Oggi(オッジ)>
25~30代のインターナショナルな意識を持つ、働く女性がターゲットの雑誌です。「知的好奇心にあふれ、心豊かな毎日を送りたい」という気持ちに応える記事が提供されています。きれいめコーデプラススニーカーなど、ニューヨーク、パリ、ロンドン発の世界トレンドファッションの話題が盛りだくさんです。
<GINGER(ジンジャー)>
自分のスタイルを大切にする、20代後半~30代の「アラサー」が読者の主流です。考え方や生き方に触れながら、自分なりのファッションが確立していきます。「自分スタイル」を作る手がかりが得られそうな雑誌です。
<GLOW(グロー)>
元気で艶やかな40代女性に贈る雑誌として、さまざまなジャンルの記事を提供しています。「シンプル・シック」「ナチュラル・ベーシック」など落ち着きがありながら、ワンランク上の着こなしへの提案が掲載されています。成熟した、品のある大人の女性を目指している人に向けたヒントが盛りだくさんです。
<BAILA(バイラ)>
25~30代の働く女性に向け、おしゃれを磨くための情報が満載。落ち着いた雰囲気のモデルを起用し、きりりとした表情に合うファッションが紹介されています。機能的なコンサバスタイルを好み、おしゃれ感度が高い人に人気の雑誌です。
ブランドや雑誌はそれぞれにターゲットとする層があります。また、以下のようなシチュエーション別におすすめが異なる点も押さえておきましょう。
・年代別や掲載されているファッションの価格帯別
・取り上げられているファッションが「フォーマル寄りなのか」「庶民派なのか」
・自分が探しているシチュエーション別
「自分がこうありたい」と考えるイメージに近いファッションのブランド、またそうしたコーデを掲載している雑誌を見つけて、オフィスカジュアルに生かしていきましょう。
まとめ~TPOをわきまえながら自分らしくはつらつと!~
オフィスカジュアルという言葉にはイメージしにくい感じがあるかもしれません。しかし、清潔感があり、シンプルで派手でない服装がオフィスにふさわしいことが基本です。そのラインを崩さずに、自分や職場環境に合わせて少しずつアレンジを加えていくとよいでしょう。
ジャケットの必要性は、来客と接点を持つかどうかで大きく左右されます。職種によっては、逆にジャケットではなく、柔らかさのあるカーディガンタイプがよい場合もあるでしょう。デザインが奇抜なものや、露出の多い装いを避けることはもちろんですが、その他にも会社のルールを侵していないかをこまめにチェックするようにしましょう。
好みのブランドや参考にできる雑誌に決まりはありません。しかし、職場の同年代や同じ立場の人を見ながら装いを決めるのが、オフィスで浮かないためにはベターといえるでしょう。同じオフィスカジュアルといっても、職場や業種・業界によってとらえ方が変わってきます。女性にとって毎日の出勤服を考えるのは、楽しみである一方で負担になることも。
オフィスカジュアルに悩んだら、「制服支給の職場を選ぶ」という方法もあります。スタッフサービスでは、制服のある職場、服装自由など、こだわり条件を選択して検索できます。利用してみてはいかがでしょうか。